火災保険が幅広く被害・損害を補償している事例をご紹介します。

実際の被害例と申請事例

火災保険は非常に幅広い損害に対応している保険です。
火災・水災・風災といった大きな被害に対する補償はもちろんのこと、比較的小さな損害にも対応しています。
しかし、その補償内容は実際に火災保険に加入していない方には想像し辛いのではないかと思います。
そこで今回は、実際の被害例と申請事例を挙げながら、できるだけ分かりやすく紹介していきたいと思います。

 

被害例① 放火で倉庫と外壁が焦げて51.7万円を補償

段ボールから火事が起こった事例
通販で頻繁に買い物をするAさんは、ゴミの収集日が来るまで大量に溜まった段ボールを屋外の倉庫に立てかけていました。

その日も普段通りの時間に就寝しようとしたAさんは、屋外で複数の人の声がするのに気付きました。
Aさんは一度はその声を無視しようとしましたが、何度もインターホンが鳴らされていることから屋外で何らかの異常が起きていることを察知し、急いでインターホンに応答しました。
すると、普段から顔を合わせている近所の方が「大変です!火事が起きています!」と鬼気迫る様子で教えてくれたのです。
それを聞いたAさんは急いで外に飛び出し、火が上がっている場所に向かうと、倉庫に立てかけてあった段ボールから火が上がり、そこから倉庫に火が燃え移り、
さらには家の外壁にまで燃え移っていました。
幸い、いち早く火事に気付いた近所の方が即座に消防に連絡していたため、すぐに消防車が駆けつけて鎮火を行い、火災による被害は外壁の一面で止まりました。
警察の調べによると、出荷の原因は倉庫に立てかけてあった段ボールへの放火だったそうです。
この事件を受けて、火災保険に加入していたAさんはすぐに保険金の支払申請を行いました。
Aさんは必要最低限の火災保険にしか加入していませんでしたが、幸い損害の範囲が基本補償の中に収まったため、損害額の全額である51.7万円を受け取ることができました。

被害例② 台風で窓ガラスが割れて6万円を補償

台風で窓ガラスが割れた事例
Bさんは海岸近くの高台に立地する一軒家に住んでいました。

その日、数日前からの予報通り地元に台風が直撃したため、Bさんは一日中家の中で過ごしていました。
当日のニュースによると、その地域の瞬間最大風速は50mを超えていたそうです。
当然、Bさんの家の周りでも強い風が吹いていました。
「パリン」という音がしたのは夕方になって辺りが徐々に暗くなり始めた頃でした。
その音のした2階の寝室にBさんが駆け付けると、その部屋の窓ガラスが3cm程割れている状態で、破片のいくつかが室内に散乱していました。
屋外の状態を勘案して何らかの物体が飛来して窓ガラスに当たったとBさんは判断しましたが、室内には飛来物は見つからなかったため、屋根伝いに屋外へ落ちていったようでした。
外では多少の雨も降っていたので、Bさんは応急処置として段ボールとガムテープで窓ガラスの割れた個所を塞ぎ、すぐに保険会社に連絡を行いました。
住宅購入時に火災保険に加入していたBさんは、家の立地が海に近く風が強いということを考慮して、火災に加えて風災補償にも加入していました。
審査の結果、保険料の支払いが認められて6万円の補償が行われました。

 

申請の例

次に、申請の例についても見ていきましょう。
ここでも、上記のAさんとBさんの例を使って紹介したいと思います。

Aさんのケース
Aさんのケースでは、火災は火災でも出火の原因が放火であったことから、保険会社と共に警察が被害に係ることになりました。

そしてそのことによって、罹災証明書の発行が行われることになりました。
事件の発生後すぐに保険会社に連絡を行って保険金の支払い申請を行ったAさんは、通常の必要書類の他にこの罹災証明書を同封して保険会社に送りました。
これによって、被害の証明は非常に簡単なものになりました。

 

Bさんのケース
Bさんのケースでは、Aさんの場合と違って事件性のある被害ではなかったため、保険金の支払い申請も通常通りのものとなりました。

具体的には、保険金請求書・事故状況説明書・修理見積書・被害写真の4つを保険会社に送付しただけということです。
Bさんのこのケースでは損害の実情が分かりやすかったこともあって、鑑定人による現地調査も非常にスムーズに進みました。